“真珠層”は、貝の“外套膜”から分泌する、
“炭酸カルシウム”が主成分の光沢物質です。
貝殻の内側に付いていて、無機質と有機質の複合物質です。
真珠層は、干渉縞により、虹色になっている場合が多いと云われています。
一般に、大多数の軟体動物の内殻層は“磁器質”となっており、
真珠層は持たないとされています。
貝の外套膜は、内臓を覆う体壁で、
多くは表皮から炭酸カルシウムを分泌し、貝殻を作り出しています。
この炭酸カルシウムの層は、二つに分かれており、
外側は、チョーク状の殻の層で、内側は光沢のある薄板状の真珠層です。
真珠層は、0.4ミクロンと云う、非常に薄い半透明膜で、光が内部で、
“多層膜干渉”と云う現象を起こし、その“干渉色”が見えます。
つまり、私達が見て居る真珠の色は、真珠層から跳ね返った干渉色です。
真珠は、生きているアコヤ貝から採取する為、
その真珠の表面は、“成長過程”にあります。
その表面を顕微鏡で観察すると、成長過程にある真珠層が、
指紋に似た模様に見えます。
“人造真珠”では、この模様は見えません。
真珠のピンク色なども干渉色です。
ゴールド系の真珠は、真珠の層と層の間を接着している
“タンパク質”の黄色の色素が見えているからです。
また、ブルー系の真珠は、核と真珠層の間にある有機質が
色となって見えているのです。
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